自宅ホワイトニング商品で歯を白くするメカニズムは異なります。

歯磨き粉タイプの場合

歯磨き粉で歯を白くするタイプのホワイトニング商品は、歯の表面を研磨することによって着色汚れを磨きとることが可能です。安価で日々のケアに取り入れやすく商品も多いのが魅力の1つと言えるでしょう。
歯磨き粉タイプはエナメル質に付着した汚れを効果的に落とすことが可能です。
まず歯は大きく３層構造になっており、歯髄（しずい）、象牙質（ぞうげしつ）、エナメル質の順番で作られています。歯の黄ばみは一番表面にあるエナメル質に付着したヤニやコーヒー等の着色汚れが主な原因となり、歯磨き粉タイプのホワイトニング商品で用いることによって汚れたエナメル質を磨き、歯を白くします。

 

残念ながら着色汚れの進行や遺伝などが要因して象牙質が黄ばんでしまったケースには大きな効果は期待できませんが、歯磨き粉タイプは歯科ホワイトニングとの併用に適しているので自分なりの使い方を見つけてみましょう。

 

LEDライトタイプの場合

LEDライトタイプは薬剤を歯に塗り、専用のキットで光を当てることで汚れを浮かせて取り除くことが出来ます。LEDライトタイプも歯磨き粉と同様に歯の表面へアプローチするメカニズムになっていますが、このタイプの場合は着色汚れを削らずに落とせるところが大きな特徴です。値段は歯磨き粉タイプに比べやや高くはありますが、歯を削らずに白さが目指せる点が評価出来ます。

 

また、LEDライトタイプは海外製品が多く販売されており、中には「過酸化水素」というエナメル質を溶かす強力な薬剤を使用していることがあります。過酸化水素は１回で高い効果を得ることが出来ますが痛みを伴う場合があり、施術で傷のついたエナメル質から着色が繰り返されることが予想されるためお勧めとは言えません。
日本製のLEDライトタイプは「酸化チタン」を利用している為、人体に無害であり歯垢除去効果も期待が出来ます。購入前に一度薬剤の種類を確認しておきましょう。

以上ホワイトニングと言っても、歯を白くする方法は異なることがご理解いただけたかと思います。どの種類の商品を使用するにせよ、特性や長所・短所を踏まえて選択することが大切です。